デジタル版社会科副読本「いわみざわ」が紹介されました
令和5年8月から供用され、市内の各小学校で利用されているデジタル社会科副読本「いわみざわ」について、編集サポートを頂いている東京書籍のWebページで紹介されました。
次のリンクから参照できます。
令和5年8月から供用され、市内の各小学校で利用されているデジタル社会科副読本「いわみざわ」について、編集サポートを頂いている東京書籍のWebページで紹介されました。
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年明け早々の1月14日(水)、「令和7年度 第4回 教頭・研究担当者研究協議会」を開催しました。今年度最後となる本協議会には、市内各校の教頭および研究担当者が参集し、これまで研究所と各学校が進めてきた授業研究の成果を交流・確認しました。

本協議会のねらいは、市内で共通して推進している「主体的・対話的で深い学び」の視点に立った授業づくりについて、研究指定校の実践を通して成果を確認・共有し、次年度の研究構想や日常の授業改善につなげること。また、令和8年度全国学力・学習状況調査を見据え、調査の概要を理解し、各校の取組に生かすことも目的としました。

当日は、「教科等」「道徳科」「外国語」「情報教育」「岩見沢型ピア・サポート」の5つの研究部会から、今年度の研究テーマに基づく実践発表が行われました。
仲間の声を受けとめながら考えを深める授業、郷土「岩見沢」を題材にした道徳科の学び、英語を使う必然性を大切にした外国語科の実践、ICTや思考ツールを活用した情報活用能力の育成、そして発達支持的な生徒指導としてのピア・サポートの取組など、各部会の特色と工夫が具体的に示されました。

続くグループ協議では、実践内容をもとに活発な意見交流が行われました。参加者からは、「主体的・対話的で深い学びが、教科や領域の特性に応じて具体的に具現化されていることを実感した」「ICTや対話を通して、学力だけでなく人間関係形成力や情報活用能力を総合的に育てる視点が参考になった」といった声が寄せられました。また、コミュニティ・エリアを越えたグループ編成により、共同での研修へと発展した点を成果として挙げる意見もありました。

アンケート結果からは、協議会全体に対する満足度が非常に高く、多くの参加者が各部会の研究内容を「大変よく理解できた」と回答しており、本協議会が市内の授業づくりの全体像を共有する有意義な学びの場となったことがうかがえました。

今後も本研究協議会を通して、各校の実践と研究成果を共有し合いながら、岩見沢市全体の授業改善と教師の学びの深化につなげていきます。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
年明け早々の1月9日(金)、岩見沢市立緑中学校を会場に、「ICT活用に関する研修講座Ⅱ」を開催しました。本講座は、タブレットを日常の授業や校務で活用できるよう、ICT機器の知識・技能を高めることをねらいとし、特に近年注目が高まっている生成AIの実践的な活用に焦点を当てた内容で実施しました。
はじめに、生成AI活用の基本となる情報教育部会作成「生成AI活用ハンドブック」(案)の説明と確認テストを行い、活用する際の注意点や情報リテラシーについて全体で共有しました。

続く講座では、
という2講座を入替制で実施し、授業と校務の両面で“すぐに使える”生成AI活用を実感できる構成としました。

アンケートでは、多くの参加者から

特に、特別支援学級や低学年での活用可能性、面談日程調整や資料整理など校務への応用については高い評価が見られ、「感動した」「実際にやってみようと思えた」という声もありました。
一方で、
今回の研修を通して、生成AIは「特別な人が使うもの」ではなく、日常の授業改善や校務負担軽減を支える身近なツールであることが、参加者の実感として共有されたと感じています。
教育研究所では、今後も
ご参加いただいた皆様、講師・運営に携わっていただいた先生方、本当にありがとうございました。

当研究所の教科等研究部会の二回目となる公開授業が南小学校の実践発表会にあわせて行われました。四年生の国語「ごんぎつね」の題材です。
本時では、物語の最後であるごんが兵十に撃たれる場面において、ごんと兵十の関係性の変化を読み取り、ごんの心情を想像し、ごんに代わって日記を書いてみようという学習活動が展開されました。

前の時間までに児童が書いた「ごん日記」をいくつか見せ、ごんの心情の変化を想起させます。これまでも、自分と友達の書いた日記を比べることで、自分の考えを深めながらこの単元の学習を積み重ねてきています。

本時の場面を確認し、兵十の行動やごんの様子を読み取ります。兵十の驚きやごんの状況などから兵十が何に気づいたのか、さらにごんがどう思ったのかを考え、友達と交流します。どの児童も自分の読み取りをもとにごんの気持ちを深く考えようとしています。

さらに深く踏み込むために、教師が「いくつも出てきたこれらのごんの気持ちの中で強く思っていることは何?」と問いかけ、焦点化を図ります。
児童の発表が繋がっていき、教師はそれをイメージマップにまとめていきました。

本時のまとめとして、あなに帰ることのできなかったごんの代わりに、児童自身がごんになったつもりで日記を書くことにしました。
撃たれたあとも「兵十にわかってもらえた」「早く気づいてほしかった」「気づいてくれてありがとう」など、ごんの複雑な心情をそれぞれの読み取りをもとに表現できていました。

授業の構想にあたり「単元構造図」や「目標分析表」が作成され、学習事項が明確化された指導が行われました。また、ごんの視点による「ごん日記」を書くという活動を位置づけた言語活動により、児童の単なる感想にとどまらない論理的な読みが実現されていました。
授業公開をされた南小学校と授業者の先生に感謝申し上げます。

令和七年の最後となる出前授業が南小学校で行われました。
今回も北海道教育大学岩見沢校の先生による器械運動(跳び箱・台上前転)の授業です。
南小学校 四学年の二つのクラスを続けてご指導いただきました。

跳び箱運動に共通して重要なポイントとなる、「踏み切り」について、両足を揃えてタイミングよくかつ強くロイター板を使って踏み切ることを、基本的な動きから始め、丁寧に身につけさせていきました。

次に、今日の課題である台上前転を上手に行うためのポイントとして、「踏み切ったあと腰を高く上げること」と、「回るときには後頭部を上手につけること」が先生から示され、児童たちはそのポイントを押さえながら練習を重ね、台上前転の技を磨きました。
担当の南小学校の先生からは、「両足で踏み切りをさせるための方法や、スモールステップで指導する声のかけ方がわかった。」との感想が寄せられました。

最後は講師の先生による器械運動の高度な技を幾つか見せていただき、児童たちは大きな歓声を上げながら、本格的な体操競技へのあこがれを抱いていました。
器械運動の技術だけではなく、技を磨く喜びや向上心を掻き立てる授業の実施、ありがとうございました。

【研究テーマ】郷土に愛着と誇りをもち、自立した人間として他者と共によりよく生きるための基盤となる授業づくりと子どもの育成
12月9日(火)、当研究所「道徳科」研究部会の指定校である東光中学校区において、公開研究会が開催されました。
当日は、岩見沢小学校を会場とし、中学校区の東光中・東小・岩見沢小の教職員をはじめ、空知教育局、市教育委員会からの来賓、市内教員等が参加しました。講師には、岐阜聖徳学園大学教授 山田貞二氏をお迎えし、公開授業・研究協議・講演を行いました。

6年松組での公開授業では、岩見沢小学校出身で世界的に活躍したグラフィックデザイナー 栗谷川建一氏の作品や生き方を通して、児童が「ふるさと」について考える学習が展開されました。道徳科における「郷土愛」の指導の在り方について深く学ぶ機会となりました。

岩見沢小学校では、各教室前の廊下に栗谷川氏の作品が展示されており、複数の学年で総合的な学習の時間や図工の時間等で栗谷川氏について調べる活動に取組んできました。
今回、公開された授業では、人生経験の浅い小学生にとって、共同体や郷土への愛着を実感することの難しさを踏まえ、「経験と気付きの積み重ねの中で、郷土愛は育まれていく」という考えのもと、指導案を作成しました。何気ない日常や地域の人との関わりを通して、「当たり前の風景」の中にある温かさや支えに気付くことができるよう、場面設定や発問について吟味を重ねてきました。
公開研究授業に先立ち、東光中学校区において小中連携研修会が実施されました。研修会では2校の小学校と1校の中学校を会場に「伝えるということ」(教育出版・中2)を読み物教材として取り上げ、発達段階や児童生徒の実態に応じた示範授業が、山田貞二先生によって行われました。
示範授業からは、児童生徒の内なる声を引き出す「対話的な学び」の土台作りの重要性や、「もう少し詳しく教えて」「どういうこと?」といった、子どもの思考を揺さぶる問いかけ・発問の在り方等について示されました。
さらに、発言を促すコミュニティボールや、ICTを活用した「心の数直線」による気持ちの可視化等、すぐに実践に活かせる多くの示唆を得ることができました。

講演では、「モラルは習慣、道徳は実践」という話しを切り口に、多様な他者との“対話”や“議論”を通して、自分なりの『納得解』(=自己決定)探ることこそが道徳授業の基盤であると語られました。続いて、道徳授業においては「スキルは3番目であり、教材分析と対話が最重要である』とし、『教材分析→対話の設計→技法の選択』という授業づくりの基本を徹底する必要性が強調されました。
さらに、対話スキルは学級経営・生徒指導の基盤でもあること、ペアでの対話を基本に、「傾聴・復唱・オープンクエスチョン」を通して、『共感→自己肯定感→安心感→自己決定の力(納得解)』へとつなげていくことの重要性が示されました。記述と対話のバランスや、教材分析における「素材研究→教材研究→発問づくり」の流れについても具体的な話がありました。


本研究会は「郷土愛」を切り口に、道徳授業の本質や授業づくりの方向性を共有する貴重な機会となりました。今後も、対話を大切にした道徳授業の実践が、継続的に積み重ねられていくことを期待します。結びに、本研究会の開催にあたり、ご尽力いただいた東光中学校区の岩見沢小・東小・東光中の教職員、及び参加された全ての皆様に心より感謝申し上げます。

所報第178号を市内の小・中・義務教育学校の全教職員に配信しました。
今号では道徳科研究部会、情報教育研究部会、岩見沢型ピア・サポート研究特別部会の中間発表に加え、6月~8月にかけて行った四つの研修事業の様子を掲載していますのでご覧ください。

幌向小学校で出前授業を行いました。今回は4年生を対象とした跳び箱(開脚跳び、台上前転)に取り組む授業です。
跳び箱は複合技能なので、助走-踏み切り-手の支持-空中姿勢-着地と、段階化した指導を効果的に行う必要があります。
今回も、北海道教育大学岩見沢校の先生が指導に当たってくださいました。

全身の動きを整え、怪我の予防とパフォーマンスの向上につながる運動を行います。安全に、そして最大限に活動するための基盤となりますが、マットを使い、普段行わないような運動も取り入れ、この時間を楽しむ雰囲気づくりにもなっており、どの児童ものびのびと取り組んでいました。

みんなでマットや跳び箱をセットし、先生から上手に跳び箱運動をするポイントを教えてもらいます。助走から踏切板に正確に足を運ぶことや、腕支持により体を持ち上げ離すまでの動き、箱への手をつく位置など個々の動きを分解しつつわかりやすく指導がありました。

後半は児童の能力や個別の目標に応じ、安全かつ多くの試行ができる練習環境が設定され、開脚跳びや台上前転の運動を積極的に行う姿が多く見られました。多くの児童で技能の向上が見られ、学習への意欲が高まっていました。

クラスの担任の先生からは、児童の反応が大変よく、跳べなかった子が跳べるようになったほか、跳び箱運動に意欲を持って取り組むようになりましたとの感想がありました。また、この先生は休み時間の間も講師の教育大の先生にマット運動や跳び箱運動の効果的な指導法について積極的な質問をしていました。きっと今後の指導に生かされることと思います。
出前授業を通じた指導助言、ありがとうございました。
〜苦手を乗り越え、自信へつながる台上前転〜
12月1日、第一小学校の5年生を対象に、北教大岩見沢校による出前授業「器械運動」が行われました。指導してくださったのは、小倉准教授。今回のテーマは、器械運動の中でも難度が高い「台上前転」です。

当日はインフルエンザの影響で欠席する児童が多く、やや寂しい人数となりましたが、反対に一人一人へ丁寧な指導が行われる、贅沢な時間になりました。

■ 恐怖心を取り除く“スモールステップ”
台上前転は、「跳び箱の上で回る」という点が大きなハードルとなり、苦手意識を持つ児童も少なくありません。

小倉先生は、跳び箱への恐怖心を抱かせないために、補助具を活用しながら動作を細かく分解し、段階的に体得できるよう工夫してくださいました。 一つ一つのステップを確実に身につけ、自信が積み上がっていく様子が印象的でした。



児童からはこんな声も。


■ 全員が技を達成!
丁寧な指導のもと、最終的には参加した児童全員が台上前転を成功させることができました。できた瞬間の笑顔はまさに“達成の表情”。見ている側にもその嬉しさが伝わってきました。



■ プロの技に驚き!
授業の締めくくりには、小倉先生が前方倒立回転や鞍馬の技を披露。
迫力ある動きに、子どもたちからは「すごい!」「どうやったらあんなふうにできるの!?」と驚きの声があがりました。


苦手だった技が「できた!」という成功体験は、子どもたちにとって大きな自信につながります。今回の出前授業は、まさにその瞬間に立ち会える貴重な時間となりました。今後の体育学習にも、今日の学びが生きていくことでしょう。
〜対立を“学び”に変えるメディエーションの実践〜
11月4日、岩見沢市立教育研究所で「岩見沢型ピア・サポート」特別研究部会メンバーが講師となって研修会が行われました。今回は、子ども同士のトラブルを解決へ導く メディエーション をテーマに、演習と座談会を組み合わせた実践的な研修となりました。市内の50名の教員が参加し、市内の全小中学校で実施されているピア・サポートへの関心の高さがうかがえました。
参加された先生方の振り返りから、今回の研修会の様子を紹介します。

■ 演習だからこそ気づけた“聴き方”の大切さ
ワークシートを使った演習では、「事実」と「感情」を分けて聴くことの難しさと大切さ を実感した先生が多くいました。
といった声が寄せられ、研修内容が日々の実践とつながりやすいことが伝わってきます。


■ 座談会で深まる学校間のつながり
後半の座談会では、各校の取組や悩みを共有し合いました。
など、交流を通して新たな学びが広がる時間となりました。

■ 何度学んでも新しい気づきがある研修
夏の研修から続けて参加した先生からは、
という声が多く、継続的な学びの価値を実感している様子がうかがえました。
また、「まずは教師がロールモデルになりたい」「子ども自身が解決できる力を育てたい」といった前向きな意欲も多く見られました。

■ おわりに
振り返りには、講師や部会への感謝の言葉も数多く寄せられました。
今回の研修を通して、先生方が「聴く」「受け止める」姿勢をあらためて大切にし、子どもたちが安心して学べる環境づくりへのヒントを持ち帰る機会となりました。
今後も岩見沢市のピア・サポートの取組が、子どもたちのよりよい成長につながることを願っています。