「外国語研究部会」くりさわ学舎の公開研

当研究所外国語部会の指定校であるくりさわ学舎(義務教育学校)において公開研究会が行われ、4年生外国語活動と8年生英語の授業が公開されました。
4年生の授業は、「Unit7 What do you want?」の単元で、「I want~.」や「How many?」などの表現でやりとりをする内容となっています。
まず、ペアで簡単な英会話を行ったり、歌を歌ったり、今日の表現で用いる単語チェックをするところから始まりました。

単元を通してストーリーがあり、本時では前回尋ねた相手の好みのピザの材料を店に買いに行くという場面設定がなされており、そこで使われる英語表現を全員で確認します。

各班で店員役と客役に分かれ、実際に英語を使って目的の材料を揃えていきます。単元のストーリーの中で目的がはっきりしているので、みんな一生懸命それぞれの役割に沿って英会話のやり取りをしています。

全員が無事に買い物を終えることができました。今日の振り返りを各自でスプレッドシートに記入します。終わった児童は自分の学習状況に合ったプリントで学習を行い習熟を図っていました。

8年生の授業は、「Lesson5 How to Celebrate Halloween」の単元で、「疑問詞 to」や「it for to」などの文型を用いて日本の伝統行事などを伝えたりするコミュニケーションができるようにするものです。
本時は、既習の表現等を用いて、日本文化にまつわる説明クイズをしたあと続けて会話をすることを目指すものです。

授業はほとんどオールイングリッシュで進行します。はじめに、ペアになり単語の練習や会話の練習を行います。ウォーミングアップの時点で生徒たちは慣れた様子で会話ができています。

本時のメインの活動に入ります。日本の文化に関するカードを引きその内容について相手にヒントを与えながらクイズをします。会話を上手に工夫し相手に伝わるよう表現します。その後の会話もスムーズに進みます。

最後にハードルの高いミッションが与えられました。普段から親しんでいるクラスの仲間相手ではなく、この授業を後ろで参観している他校の先生方にクイズを出し会話をするよう指示されます。はじめは少し緊張した様子でしたが、どの生徒も積極的に先生方に対して堂々と英語でコミュニケーションできていました。

くりさわ学舎は義務教育学校の強みを活かして小・中の9カ年を見通した外国語活動-英語のカリキュラムと教材の開発を行い成果を上げています。今回の授業公開と研究成果の発信、ありがとうございました。




