「年度始め授業公開」 岩見沢小第6学年「社会科」

 岩見沢小学校で第6学年の社会の授業が公開されました。この時間では、前の時間に学習した国民主権や基本的人権の学習を踏まえたうえで、日本国憲法で示されている平和主義について調べる活動を行い、平和への願いや努力について理解することをめざしたものでした。

 本時のねらいに関する意識を高めるために、先の大戦下における同年代の国民学校の子どもの軍事教練の様子を記録した映像を提示します。現代の自分の学校での生活の様子と比較しながら、どの児童も興味をもって視聴しています。

 「今の日本の平和はどのように作られたのか」という学習課題を設定し、一人ひとりが自分なりの仮説を考えます。それをロイロノートに書き込み、全体に表示し共有します。

 自分の仮説に基づき、いろいろな資料で調べる活動を行います。まとめの時間も考慮して時間設定をしていました。

 タブレットの画面を分割して効率的に調べている児童も多かったです。

 十分に調べ学習を行ったあと、教師が児童と上手に対話しながら問題解決を支援します。教師のファシリテータとしての役割を発揮していました。

 参観された先生方からは、「仮説を立てて、それぞれ一人で調べる児童もいれば複数人で調べている児童もいて、多様な学習スタイルになっており、個別最適な学習になっていると感じた」「全員で調べた内容を共有し、理解を深めることができていて、協働的であると感じた」などの感想が寄せられました。憲法が掲げている平和主義への国民の願いや決意、様々な立場の人々の努力について意見を引き出し、本時のねらいを達成していました。授業の公開、ありがとうございました。

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