「教科等研究部会」南小での公開授業

 当研究所の教科等研究部会の二回目となる公開授業が南小学校の実践発表会にあわせて行われました。四年生の国語「ごんぎつね」の題材です。
 本時では、物語の最後であるごんが兵十に撃たれる場面において、ごんと兵十の関係性の変化を読み取り、ごんの心情を想像し、ごんに代わって日記を書いてみようという学習活動が展開されました。

 前の時間までに児童が書いた「ごん日記」をいくつか見せ、ごんの心情の変化を想起させます。これまでも、自分と友達の書いた日記を比べることで、自分の考えを深めながらこの単元の学習を積み重ねてきています。

 本時の場面を確認し、兵十の行動やごんの様子を読み取ります。兵十の驚きやごんの状況などから兵十が何に気づいたのか、さらにごんがどう思ったのかを考え、友達と交流します。どの児童も自分の読み取りをもとにごんの気持ちを深く考えようとしています。

 さらに深く踏み込むために、教師が「いくつも出てきたこれらのごんの気持ちの中で強く思っていることは何?」と問いかけ、焦点化を図ります。
 児童の発表が繋がっていき、教師はそれをイメージマップにまとめていきました。

 本時のまとめとして、あなに帰ることのできなかったごんの代わりに、児童自身がごんになったつもりで日記を書くことにしました。
 撃たれたあとも「兵十にわかってもらえた」「早く気づいてほしかった」「気づいてくれてありがとう」など、ごんの複雑な心情をそれぞれの読み取りをもとに表現できていました。

 授業の構想にあたり「単元構造図」や「目標分析表」が作成され、学習事項が明確化された指導が行われました。また、ごんの視点による「ごん日記」を書くという活動を位置づけた言語活動により、児童の単なる感想にとどまらない論理的な読みが実現されていました。
 授業公開をされた南小学校と授業者の先生に感謝申し上げます。

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