月別アーカイブ: 6月 2025

特別支援教育支援員研修講座

 岩見沢市には29名の特別支援教育支援員が配置されています。配置されている各学校において特別な支援を要する児童生徒に対し担任等と連携の上、学校生活を円滑に送れるようにサポートしており、その方々を対象とする研修講座を行っています。

 今年度は、北海道特別支援教育センター 主任研究員 大西 修 氏を講師として、「特別支援教育支援員の基本的な役割と心構え、対応の実際について」と題して講義等をいただきました。

 大西主任研究員は、

  • 特別支援教育支援員の現状と役割
  • 障害のある児童生徒の理解
  • 障害のある児童生徒の支援のあり方

について、実例や演習を交えつつ、特別支援教育支援員の基本的な役割と心構え、学級担任と連携して行う子どもへの対応の在り方等についても触れながら、丁寧にご指導いただきました。

 グループ協議や意見交流では、参加者自身の取組をもとに交流し、互いの悩みや活動の工夫について積極的に交流がなされていました。

 参加者からは、「動画等の実例を資料として使っていただき、大変わかりやすく、勉強になりました。」、「子どもとの信頼関係を大事にし、声掛けや支援をしていきたいです。」、「毎日様子の違う子どもに対し、小さなことでも変化を見逃さず担任の先生と情報交換していきたい。」などの感想が聞かれ、多くの成果を学校に持ち帰ることができたようです。ご指導いただいた内容を、参加者がこれからの支援に活かせるよう期待しています。

遠隔学習 沖縄県石垣市立石垣小学校との交流

 南小学校第4学年では、遠く3000Km離れた沖縄県石垣市立石垣小学校とテレビ会議システムを活用し交流を図っています。

 今年度第1回目の交流ということで、子どもたちには、どこと繋げているということは内緒でテレビ越しに対面としました。先生からは、どこの地域、学校かを、互いに質問して探るということから始めました。

 子どもたちからは、「暖かい地方ですか?」「北海道ですか?」先方からは「雪が降りますか」など、核心をついた質問がされ、お互いの場所がわかると、互いに驚きの声が響いていました。

 次に、先生からは、「せっかくなのでお互いに友だちになりましょう」と呼びかけがあり、「友だちになるためにどうしたらよいか」という問いが出され、「どうしたらよいか」を互いの学校で子どもたち同士で考えさせていました。

 子どもたちからは、「自己紹介がいい」という考えが出されました。両校とも60名近くの子どもたちが在籍しているので、実際に自己紹介は難しいことから、次回までにどのように「友だちになって交流できるのか」を考えて1回目を終了しました。

 岩見沢市から3000Kmも離れた学校同士の交流に、両校の子どもたちは大喜びでした。このような遠隔学習で、お互いを知ること、互いによりよい交流となることなど、望ましいコミュニケーションの力が育つことが期待されます。今後の展開が楽しみです。