日付アーカイブ: 11月 27, 2025

コンサドーレサッカースクールと連携した出前授業(サッカー・北村小)

 サッカーの出前授業が北村小学校で行われました。授業を受けたのは1年・2年の児童たちです。
 小学校低学年(1〜2年生)のボール運動では、競技的な内容よりもボールを使って体の基本的な動きを身につけさせることが大切になります。

 今回もコンサドーレサッカースクールから二人のコーチに来校いただき、小学校低学年の学習内容を踏まえたサッカーの指導を丁寧にしてくださいました。
 低学年らしい元気な挨拶のあと、ボールを使った基礎練習に入りました。

 低学年のボール運動においては、ボールに慣れる・扱うことやそれに伴って身体を協応させることが大切です。
 二人でボールに向かい合って立ち、コーチの合図で「頭」「腰」「膝」などの掛け声で自分の身体にタッチします。「ボール」の掛け声があったら素早く足で前のボールを取るという運動をします。
 掛け声と眼の前のボールに素早く反応することにより、手と目、足と目の連動で身体を協応できるようにさせます。

 続いて、サッカーのドリブルの練習をします。
 ドリブルを上手に行うために、コーチからは「なるべく細かく」「体に近いところで」などの具体的な指導がありました。
 コーチが声で合図したら止まってボールを足の裏で保持する動きを行い、次の段階では声ではなくコーチが手を上げたら止まる練習をします。これにより、ドリブルの際にボールだけを目で追うのでなく、顔を上げながら自分とボール・仲間との位置関係をつかむことにもつながります。みんな上手にできていたようでした。

 他の学校でのサッカーの出前授業でも行っていた「ナンバーゲーム」も行いました。簡単なルールで誰もがボールに触れるチャンスがあり、この時間で学んだことも活かすことができます。赤と黄色の2つのチームにわかれました。

 パスをつなぐ、順番やルールを守る、協力してゲームを進める、成功・失敗を共有するなど、多くの学びが実現されていました。

 最後の方では「この時間でサッカーを楽しいと思えた人」の掛け声ではほぼ全員がフィールドに出てしまいゴールを守る児童がいなくなってしまうこともありましたが、それくらい楽しく「簡単なルールで楽しくできる活動」を通して、協働する感覚を育むためのヒントとなりました。
 低学年での指導に活かせる指導法をたくさん示していただき、ありがとうございました。

北教大岩見沢校との連携による出前授業

「アダプテッド・スポーツ」を5年生が体験! 〈11月27日 幌向小〉

 11月27日、幌向小学校の5年生で、北教大学岩見沢校との連携による出前授業「アダプテッド・スポーツ」が行われました。
 この日は地域公開日でもあり、教室や体育館には多くの保護者も来校。
子どもたちといっしょにスポーツの楽しさを体感する、にぎやかな時間となりました。


「誰でもが楽しめるスポーツ」からスタート

 授業の始めには、岩見沢校の大山准教授より
「アダプテッド・スポーツ」とは、障がいの有無にかかわらず、誰でもが楽しめるスポーツであることが紹介されました。
 子どもたちはうなずきながら真剣に耳を傾け、保護者の方からも「そういう視点、大切ですね」といった声が聞こえていました。


体験した種目はなんと8種類以上!

 体育館にはずらりと多彩な競技が用意されました。

  • スポーツ吹き矢
  • 車いすカーリング
  • ボッチャ
  • 車いすラグビー(車いすバスケット/車いすレーサー)
  • フリスビー
  • ブラインドサッカー
  • アンプティサッカー
  • バブルフットボール など

 初めは緊張気味だった子どもたちも、競技が始まるとあっという間に笑顔に。
「スポーツ吹き矢」では的に当たるたびに歓声が上がり、「車いすラグビー」では車いす同士がぶつかる大きな音に驚きながらも目を輝かせて取り組んでいました。



保護者も一緒に汗だく! 予想以上の盛り上がりに

 今回は保護者の参加が大きな盛り上がりの理由のひとつでした。

「こんなに難しいとは思わなかった!」
「子どもより本気になっちゃいました…」

と笑い声があがり、
特に「バブルフットボール」では、大きなバブルに包まれて転がったりぶつかったり、汗だくになりながら笑い合う姿が印象的でした。

 また、普段は触れる機会が少ないパラリンピック種目を体験できたことで、保護者の方からは

「テレビで見るだけではわからなかった」
「力ではなく工夫で楽しめるんですね」

といった声も聞かれ、理解が深まる時間となりました。






スポーツの可能性に出会った一日

今回の出前授業を通して、子どもたちは「できないことがある」ではなく「みんなが楽しめる工夫がある」という視点にふれることができました。

笑顔と発見があふれた90分。
参加した児童からは、

「もっとやりたい!」
「いろんな人が楽しめるってすごい」

という声が聞こえ、充実した表情がとても印象的でした。


北教大岩見沢校の皆さま、貴重な学びの機会をありがとうございました。
今後も、子どもたちが新しい世界に出会える学びを大切にしていきます。