第一小学校5年生 出前授業「器械運動」
〜苦手を乗り越え、自信へつながる台上前転〜
12月1日、第一小学校の5年生を対象に、北教大岩見沢校による出前授業「器械運動」が行われました。指導してくださったのは、小倉准教授。今回のテーマは、器械運動の中でも難度が高い「台上前転」です。

当日はインフルエンザの影響で欠席する児童が多く、やや寂しい人数となりましたが、反対に一人一人へ丁寧な指導が行われる、贅沢な時間になりました。

■ 恐怖心を取り除く“スモールステップ”
台上前転は、「跳び箱の上で回る」という点が大きなハードルとなり、苦手意識を持つ児童も少なくありません。

小倉先生は、跳び箱への恐怖心を抱かせないために、補助具を活用しながら動作を細かく分解し、段階的に体得できるよう工夫してくださいました。 一つ一つのステップを確実に身につけ、自信が積み上がっていく様子が印象的でした。



児童からはこんな声も。
- 「マットの高さが跳び箱と同じだとおしえてもらって、こわくなくなった!」
- 「先生が手をそえてくれたから安心して回れた」
- 「成功したとき、思わず“やった!”って言っちゃった!」


■ 全員が技を達成!
丁寧な指導のもと、最終的には参加した児童全員が台上前転を成功させることができました。できた瞬間の笑顔はまさに“達成の表情”。見ている側にもその嬉しさが伝わってきました。



■ プロの技に驚き!
授業の締めくくりには、小倉先生が前方倒立回転や鞍馬の技を披露。
迫力ある動きに、子どもたちからは「すごい!」「どうやったらあんなふうにできるの!?」と驚きの声があがりました。


苦手だった技が「できた!」という成功体験は、子どもたちにとって大きな自信につながります。今回の出前授業は、まさにその瞬間に立ち会える貴重な時間となりました。今後の体育学習にも、今日の学びが生きていくことでしょう。




