「教科等研究部会」光陵中での公開授業

 光陵中学校の1学年英語の授業が公開されました。この授業は当研究所の教科等研究部会の研究指定を受けて行ったものです。

 教科等研究部会では研究を進めるにあたり幾つかの「視点」をもとに深めようとしていますが、この授業においては「教師の指示・発問・説明を明確にすることは、子どもが安心して発言し、自己の考えを深めることにつながる」という考えをもとに授業が構想されました。授業を担当した先生は、普段の授業において自己の指示発問等を録音し分析したうえで、その明確性を高めていく取組をしてきているとのことです。

 本時では、「should」を用いた文の構造を理解しそれを伝えることができるようにするものでした。スライドを用い使われるシチュエーションを示しながら導入が行われました。

 必ず理解すべき文法事項である「should」を用いた構文についてしっかり理解させます。

 教師は指示を精選しテンポよくパターンプラクティスを行います。ペアで例文を発音したあと、教師の発音に続いて練習します。

 「shouldを使ってアドバイスランキングをしよう」というグループアクティビティを行い、今日の学習内容の定着を図ります。例示された三つのシチュエーションにおけるより良いアドバイスや提案について、まず個人で考えロイロノートに記入し、グループでその提案の英文を比較交流し、全体交流とまとめを行い、授業を終えました。

 教師の指示や発問を精選し的確に行うことで、生徒の理解が促進され、アクティビティや交流の時間も十分に確保された授業となりました。

 授業公開をされた光陵中学校並びに授業者の先生、ありがとうございました。

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