D-いわみざわ授業活用研修会

令和7年10月30日(木)、岩見沢市立岩見沢小学校において、「D-いわみざわ授業活用研修会」が開催されました。
本研修は、令和5年度より市内の小学校で使用されているデジタル版社会科副読本『いわみざわ』の授業における効果的な活用方法や指導法等を学び合うことを目的に実施されたもので、市内小学校の第3・4学年の担当の先生方、デジタル副読本編纂委員を中心に、多くの先生方が参加しました。
○授業の様子

公開授業では、4年生社会科「ごみのしょりと活用」の学習が行われました。
子どもたちは、デジタル教科書に掲載された写真や資料を読み取りながら、「ごみはどのように分けられているのだろうか」という課題を自分たちで設定し、話し合いを通して考えを深めていきました。
また、先生から他市のごみ収集の様子を提示された場面では、「岩見沢ではなぜこのように分けているのか」「地域によって分け方が違うのはなぜか」といった新たな疑問を生み出す姿が見られ、学びが広がるとともに、より主体的な学びが展開されました。

○研究協議の内容
授業後の研究協議では、「デジタル版教材のよさ」について活発な意見交換が行われました。参加者からは、「子どもが資料を拡大して比較しやすく、疑問をもとに課題を見いだしやすい」「 実際の生活に結びつくリアルな学びへと発展させるには、見学や調査活動との連携が重要」 などの意見が出され、デジタル活用の可能性と課題の両面を共有する貴重な機会となりました。

○まとめ
本研修を通して、デジタル教材の効果的な活用によって子どもの探究的な学びを促す授業づくりの方向性が明らかになりました。
教育研究所では、今後もICTを活用した地域学習の充実を目指し、各校の実践を支援してまいります。




