カテゴリー: Ⅴ 連携事業

コンサドーレサッカースクールと連携した出前授業(サッカー・南小)

 コンサドーレサッカースクールのコーチを講師とするサッカーの出前授業が南小学校で行われました。

 授業のはじめに元気よく挨拶をします。コンサドーレサッカースクールのコーチからの専門的な指導を受けることにみんな緊張の面持ちですが、お二人のコーチからはサッカーを一緒に楽しもうとの言葉があり、ワクワクしながらの授業が始まりました。

 ウォーミングアップとして鬼ごっこをして体を温めたあと、サッカーボールを使って扱いに慣れるところから始まります。上に投げて回転してキャッチ、手を叩いてキャッチなどは全員上手にできていましたが、バウンドしたボールを両足で飛び越えるなど、結構難しい動きにも取り組んでいました。

 サッカーの基本となる「ドリブル」を練習します。コーチからは、ボールに対して「細かいステップで なるべく長く触って」とアドバイスがありました。

 ドリブルの応用練習として、二人一組になり、前後に連なり息を合わせてドリブルで進みます。コーチのホイッスルで前と後ろが入れ替わりドリブルを続けます。更に、体育館のラインを線路に見立て、それに沿って電車のように二人で動くことでドリブルのボールコントロールが身についていきました。

 最後は集大成として二チームに分かれての「ナンバーゲーム」です。「三人」とか「四人」とかの人数で指定されてフィールドに出てくる以外にも「コンサドーレの試合を見に来たことがある人」「◯◯コーチががっこいいと思う人」などのお題も出て、子どもたちは歓声を上げてボールを追い、ゴールを守り、ゲームを楽しんでいました。

 授業後も子どもたちはお二人のコーチと積極的に交流するなど、終始楽しい雰囲気の授業となりました。出前授業へのご協力に感謝いたします。

北教大岩見沢校と連携した出前授業(器械運動・清園中)

 今回の出前授業は清園中学校 器械運動(跳び箱)の内容で、北海道教育大学岩見沢校の先生をお招きして行われました。開脚跳びや台上前転などの基本的な技を滑らかにこなすために、まず、きれいに大きく跳び越せるようになることを目指しました。

 はじめに、上手に手をついて跳び箱を押すことができるよう、手のつき方や押し方を先生から学び、前に大きく跳び越すための「手-足」の順での動かし方をマットを使って反復練習します。

 次に、低い跳び箱を使って跳ぶときの姿勢や顔の向き、立ち方に注意しながら、跳び箱を上手に越す感覚を体で掴み取らせました。

 高い跳び箱に恐怖心を感じる生徒も少なくはないことから、高さはあっても安心して尻餅をついたり足をつくことができるような用具を工夫し、思い切って高い段に挑めるようにしてあげることでどんどん跳べるようになっていきました。

 最後には男子も女子も思い切ってきれいに大きく跳び箱を跳び越すことができるようになってきました。協力いただいた北海道教育大学岩見沢校の先生、ありがとうございました。

コンサドーレサッカースクールと連携した出前授業(サッカー・志文小)

 コンサドーレサッカースクールと連携したサッカーの出前授業を志文小学校の4年生を対象として行いました。講師は株式会社コンサドーレ スクールグループ コーチのお二人です。

 ウォーミングアップとして、二人のコーチが鬼になり、児童全員が逃げる鬼ごっこを行い、体を温めました。

 サッカーボールを使って、まずは手で上へ投げ受け止めたり、いろいろな動作でボールに十分に慣れたあと、コーチからのアドバイスを受けながら、ドリブルの練習や友達の足の間をゴールに見立ててシュートするなど、サッカーの基本的な動きや技術について学びました。

 授業の最後は、「ナンバーゲーム」という簡単なミニゲームを行い、どの児童にとってもサッカーの技術を身につけ楽しみを味わえる内容となりました。コンサドーレサッカースクールコーチのお二人に感謝申し上げます。

幌向小学校でバレーボールの出前授業!みんなで楽しむネット型ゲームの魅力

 9月9日 幌向小で教育大学岩見沢校の浅井 雄輔先生を迎え「バレーボール」の魅力について教えていただきました。

チームワークと戦略の面白さを体験!

 はじめに、浅井先生から「ネット型ゲームの特徴から勝負が付く面白さ」を取り上げ、そのために、子どもたちに考えさせ、均等なチームづくりの大切さに気付かせました。そして、子どもたち自身でチームを編成するところからスタートしました。バレーボール経験者をリーダーに、男女のバランスや体育が苦手な子への配慮など、お互いを思いやる気持ちが自然と芽生える、素晴らしいチームづくりが行われました。

遊びの中から学ぶバレーボール!

 授業の冒頭は、ボールに慣れるためのウォーミングアップ。ボールをキャッチしたり、体の一部に当ててキャッチしたりと、難しい動きには、「ナイス・チャレンジ」と賞賛し、子どもたちも次々に難しい動きを成功させるなど、全身を使ってボールと親しみました。

 そしていよいよチーム同士の対戦がスタート!最初はボールを下から投げてキャッチする、というシンプルなルールから始まり、キャッチしたボールを味方にパスして攻撃するなど、徐々にバレーボールのゲームに近づけていきました。各チームには「監督役」が置かれ、相手コートのどこに投げれば効果的か、戦術について考えさせる場面も。子どもたちは、ボールが思ったところにいくと歓声を上げたり、相手コートのライン際を狙ったりと、工夫しながらゲームを心から楽しんでいる様子でした。

みんなでつくる、みんなで楽しむ授業!

 特筆すべきは、運動が苦手な子にも積極的にパスを回すなど、全員が楽しめるように配慮し合っていたことです。ゲーム中に困ったことが起きると、浅井先生は子どもたちに「どうしたらよいか」を問いかけ、子どもたち自身でゲームを工夫できるような声かけをしていました。

 浅井先生、そして幌向小学校の6年生の皆さん、ありがとうございました!

出前授業レポート:アダプテッド・スポーツを体験!

 8月26日、岩見沢市立志文小学校の5年生27人を対象に、北海道教育大学岩見沢校の大山祐太准教授を講師に迎え、「アダプテッド・スポーツ」の出前授業が行われました。

 授業の前半では、「しょうがい」とは何か、そして「アダプテッド・スポーツ」について学びました。アダプテッド・スポーツとは、障がいのある人もない人も一緒に楽しめるよう工夫されたスポーツのこと。子どもたちは真剣に耳を傾けていました。

続いて体験活動。

  • スポーツ吹き矢
  • ブラインドサッカー
  • フロアカーリング
  • ボッチャ
  • アンプテッドサッカー
  • 車いすバスケット、ラグビー、陸上

と、バラエティ豊かな種目に挑戦しました。

子どもたちからは、
「いろいろなアダプテッド・スポーツを体験できてよかった」
「『しょうがい』という言葉の意味や考え方がわかった」
「車いすラグビーでぶつかり合う音が大きくてびっくりした」
「車いすからバスケットでゴールを決められてうれしかった」
「目をつぶって鈴の鳴るボールを蹴るのはむずかしかった」

など、実際の体験から生まれた率直な声が聞かれました。

 今回の授業は、スポーツを通じて「多様な人が共に楽しむことの大切さ」を実感できる、貴重な機会となりました。また、志文小の先生方も多数、参観し障がい者スポーツについての理解を深めていました。

北教大岩見沢校と連携した出前授業

 今年度も、当研究所では北海道教育大学岩見沢校並びにコンサドーレサッカースクールと連携し、「出前授業」を実施することとしています。この事業では、北海道教育大学岩見沢校の教員やコンサドーレサッカースクールのコーチといった高度な専門性を有する人材が、学校に赴いて一単位時間の授業を行います。これにより、学校教員の各教科における指導技術や指導内容への理解を一層深めるとともに、児童生徒の学習内容の深化と学習意欲の向上を図ること目的としています。

 第1回目は、志文小学校5年生に対し、北海道教育大学岩見沢校の先生をお招きし、「バレーボール」の内容で行われました。

 始めは、「投げる」「受け止める」動きを中心に、相手のコートに上手に落とすことができるようチームで取り組みました。

 この活動を踏まえ、テーマである「どの技能レベルでも、楽しむことができるバレーボールの試合とは?」に迫るため、誰もが満足のいくゲームとなるように各チームで相談して独自のルールを考える活動を行い、実際にゲームをしてみました。

 それぞれ、「相手に返すまでの時間を制限をする」、「勝っているチームは触れる回数を少なくする」など独自のルールを設定したことで、誰もがゲームを通してバレーボールの楽しさを感じ取ることのできる授業となりました。

 ご指導をいただいた北海道教育大学岩見沢校の先生、ありがとうございました。